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私立中学を知ろう ~洛星~

Publish :
2025.08.20
Category :
進学情報

 京都の名門・カトリック系男子校の洛星。自由な校風を軸としながら、小テストや休暇中の補習も実施。同校からは例年、京都大学へ40名以上が合格。未来のリーダーを育成します。

 学校は仲間とひとつのことに熱く打ち込むことを大切にし、生徒は高2まで全員が部活動に所属。スケート部や料理研究部、謡曲部など個性派クラブもあります理系クラブ、鉄道研究部やロボット部が人気で生徒自ら同好会を立ち上げることもできます。リベラルアーツ教育を実践する同校は「料理もでき生活力ある男性が真のリーダー」という考え。「赤ちゃん講座」プログラムでは助産師による命をテーマにした講演に続き、実際に近隣の母子とふれあいます。高校には年8回の本格的な調理実習、茶道が組まれます。

 短期留学では高1の20数名がイギリス名門ヘイリーベリー校で寮生活を送りながらインターナショナルサマースクールに参加します。表敬訪問として中3選抜メンバーがカナダ・モントリオールへ派遣され、修道会本部や姉妹校などカトリック精神を心に刻みます。高2では『ハーバード次世代リーダー養成プログラム』に選抜された生徒がハーバード大学に滞在。教授・学生・企業人からの講義を受けて討論、プレゼンテーションを繰り返します。

 キリスト生誕の喜びを表す「クリスマス・タブロー」は一大行事(写真右)。中1は全員がキャストまたは聖歌隊として、中2から高2の生徒は有志が加わり計300名以上が自ら衣装も縫って創り上げます。宗教音楽をバックに聖書の場面を絵画的に表す劇はまさに“荘厳”の一言。いまや地元の風物詩となっています。