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私立中学を知ろう ~大阪星光学院~

Publish :
2025.07.24
Category :
進学情報

 府内トップの進学校として輝く大阪星光学院。国際物理オリンピック連続受賞、国際化学オリンピック、科学の甲子園など、理系における活躍は目覚ましく、毎年、難関国公立大学、医学部医学科へ数多く進学する男子校です。 トップ校は運動も盛んでホッケー部が伝統。中学生のほぼ全員がクラブに所属しています。柔道・剣道・弓道場も備える学校は都心に構えながら、校内には芭蕉や蕪村の俳跡「蕉蕪園」があり静かな環境です。

  「アッシステンツァ(ともにいること)」は同校の母体、カトリック修道会「サレジオ会 」が考える教育の基本姿勢。学校生活には修道会の寄宿舎を起源にした共同合宿の機会が多数用意されており、他者との関わりの中で人間力を磨いていきます。中学1年生はまず、4月から30名ほどのグループごとに校舎に隣接する「聖トマス小崎研修館」で二泊三日の共同生活をおくり、司祭や先生から学校生活の基本を教わります。

 学校はほかにも2つの合宿所を所有。和歌山県にある「南部学舎」は目の前にウミガメの産卵で有名な千里の浜がつづきます。「南部特別授業」では磯の生物調査や、手作りの望遠鏡を用いた星空観察、浜辺での詩作・スケッチなど、そのプログラムは彩り豊か。長野県には森の中に敷地面積2万3000㎡の「黒姫星光山荘」が建ちます。中学生の夏期合宿はキャンプファイアーや飯盒炊さんを楽しみ、本格的な山登りも。農村生活体験は現地農家の協力で、都会では経験できない貴重な時間を過ごします。

 研修施設は勉強合宿、進路指導にも使用。勉強のあとはOBの大学生・大学院生と研究や将来について語らいます。生徒は中高6年間で約60泊の合宿生活から学びの本質を見いだし、『世を照らす光』となるべく巣立ちます。