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最難関を目指すにあたりの勉強の習慣

Publish :
2024.10.16
Category :
進学情報 学校選択

皆さんの抱いている進学塾のイメージって、どんなものですか? 子供たちは知識を詰め込まれ、解法のテクニックを教え込まれ、そして模擬試験で結果を出せなければ、厳しい叱責と居残り補習が待っている。

もし指導者が子供たちにこのような接し方をしていたとしたら、中学受験は突破できても、中学校や高校で、もっと言えばその先の人生で、自分の夢を見つけ、その夢に向かって走り出したり、社会で活躍できる人物に育ったりすることは難しいかもしれません。勉強することによって、自分の身の回りの世界がどのように成り立っているのかを深く知り、また、自分の知らない世界が無限に広がっていることに気づいていく。今まで知らなかったことを知った喜び、できなかったことができるようになった嬉しさ、疑問を解明したいという探求心。このような思いを子供たちが手にしたとき、子供たちは自ら学び始めます。自立した学習者になれば、自ら課題を発見し、その課題の解決方法を自分自身の手で見つけ出せるようになっていきます。ここまで到達した子供たちが、社会で活躍する存在になっていくことは明らかでしょう。

単に知識を伝達するだけ、得点の取り方を教えるだけでは、自立した学習者を育てることはできません。では、自立した学習者を育てるために、我々指導者はどうあるべきなのか。それは子供たちにとってのファシリテーターであり、また子供たちに気づきを与える者であり、あの先生のようになりたいと憧れられるロールモデルとして存在すること。一人ひとりの可能性を信じ、才能を見つけ、伸ばしてあげること。指導する科目の知識に造詣が深いだけでは、子供たちはついてきません。あらゆることに関心を持ち、つねにアンテナを張り巡らせて生きる。好奇心旺盛で、大人になっても子供の心を持ち続けること。そう、私たちも自立した学習者として学び続けていくことが必要なのです。

子供たちの成長を喜びながら、自らの成長も実感できる。こんなにわくわくした、楽しい仕事ができる喜びを、皆さんと分かち合いたいですね。