こんにちは。日能研関西本部の邨田です。今回は、中学受験における「学校選びのポイント」について考えてみたいと思います。
昔からある選択基準は、「大学受験の合格実績」「通学距離」「クラブ活動の充実度」といったところでしょうか。これらの基準に加えて、我々は「教育コンテンツの中身に注目した学校選び」をされることを保護者の皆様におすすめしています。放課後の補習やレベル別クラス編成など従来の受験学力を高めるコンテンツ、異文化理解力・創造力などキャリア形成につながるチカラを見据えたコンテンツ、協働力・コミュニケーション力など社会で必要とされるチカラをつけるコンテンツ…多くの私学がこれらの取り組みを各校独自の工夫を施したうえで在校生に提供しています。これら日々進化する教育内容を理解し保護者の皆様や生徒にお伝えすることも、我々日能研で働く職員の大切な使命の一つです。中学受験にチャレンジする生徒の思い、保護者の願いを受け止めたうえで様々な受験校の選択肢を積極的に提案できるよう、日々研鑽しております。
ところで、保護者様からときおりご相談いただくのが、「わが子にしんどい思いをさせたくないので、ほどほどの勉強で手の届く学校はないですか」という内容です。そのお気持ちもよくわかるのですが、反面「学び・チャレンジ=しんどい」と感じさせている点で我々の力不足を痛感します。せっかく憧れている学校があっても、合格に向けた努力を苦痛に感じて受験をあきらめるのは非常に残念なことです。「難関校へのチャレンジ=つらく苦しいスパルタ修業」という固定観念が根強く残っているのかもしれません。一人一人の生徒が明るく前向きにチャレンジを続け、受験校の選択肢を広げることができる環境。日能研はこの環境を作るための努力を惜しみません。「現時点での実力で志望校の幅を狭めない」という点も学校選びのポイントに付け加えさせてください。
以上、「教育コンテンツの中身に注目した学校選び」と「現時点での実力で志望校の幅を狭めない」という2点をポイントに挙げました。しかしこのテーマは非常に奥が深く、このスペースで到底語り尽くせるものではありません。単に授業をするだけではない日能研の存在意義のようなものが少しでも伝わればうれしいです!