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茶番【ある日の妻との会話。】
妻:目標としていることって何かある?
私:日本という国を牛耳ること。
妻:ふざけないで。
私:私は本気ですよ。先の見えない今だからこそ、日本という国は私のような存在を必要としているはずです。
妻:最も日本に必要とされていない存在だよ。
私:ひどい。
妻:そもそも、それは目的であって目標じゃないよ。
私:そうなの?
妻:もっと具体的に、目的を達成するための指標を示さないと。
私:然るに、聖プロキシアントの神聖なる光を浴びこの地に降誕し我は、闇に包まれたジャルビオン公国を我が手で救い出すことが宿命。そのような眇眇たる言葉遊びには付き合ってはおれぬゎ!
妻:中二病か。って言うかこのセリフ、メッチャ調べて考えたよね。
私:やめて。恥ずかしい。
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みなさん、こんにちは。日能研関西の かめおか です。
茶番はさておき、さっそく本題です。
今日の雑感
私は仕事の役割上、大学生の方と話す機会がとても多いんですが、
「私はこの仕事がしたいんです!」
「●●と○○を考えていて、いまそれを見極め中です!」
と言って自分の思いを伝えてくれます。何かやりたい事があるってのは素晴らしいと思うんですよね。
かたや、「自分は何をしたいのか分からない。」と思いを吐露してくれる人もいます。
私は思うんです。
「やりたい事が見つからない」というのは別に問題ではない、と。
もちろん、やりたい事があるに越したことはありませんが、
私が20歳のころ、そもそも「やりたい事」なんて何もありませんでした。
ただただ周りの環境に順応してきただけです。
しかし、周りの環境に恵まれていたのか、
仕事を通じてあらゆる経験をさせてもらいました。
それこそ20代は小さい企業にいました。
だからこそ、一人で多くの仕事を習得しなければならなかったです。
そして、それをこなしていく必要がありました。
最初は小売業だったので、販売のノウハウはもちろんのこと、
接客指導・バイヤー・広告宣伝・ライター・事業立ち上げなど経験職種は挙げたらキリがありません。
しかし、それらの仕事には「楽しく」取り組んでいたことは覚えています。
叱られることや失敗も多かったですが、楽しかったんです。
そうこうしているうちに経験値も得て、
自分の視野も、できることも広がっていました。
そこで得られた経験は自分をオールラウンダーにしていました。
その姿は20代のころの私は想像できていなかったです。
やりたい事があったわけでもなく、
やりたくない事があったわけでもない。
ただ目の前に課せられたことを愚直に、楽しくやってきただけです。
しかし、それが今の自分を作り上げているのだと思うと、
何か感慨深いものがあります。
もちろん、その道を究めたスペシャリストに勝てるとは思っていません。
ただ、私は自分の持ちうる経験と感性を、
誰かの役に立てると信じて仕事をしています。
学生の皆さん、
自分の道に悩んでいたとしても、悲観することは何もありません。
自分が選択した道を、ただ愚直に未来の自分を想像しながら歩んでいくんです。
そうすれば、今の自分には無いポテンシャルを得ることができています。
それこそが「成長」の証です。
5年後、10年後の自分が
「私も頑張ってきたな。これからも頑張ろう!」
とポジティブな気持ちに包まれるように、一所懸命に取り組んでください。
以上、42歳から20代の皆さんへのメッセージでした。
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{編集後記}
先日図書館で借りた本でとても良かった本があります。「最高齢プロフェッショナルの教え」という10年まで発刊の本ですが、各業界で現役で活躍されている方々へのインタビューをまとめた本なんです。もちろん古い本なので、既に他界されている方もおられますが、そこに描かれた半生には多くの金言があり、とても勇気と広い視野を与えてくれます。
記事構成:かめおか